伊藤美誠、全日本史上初の3年連続3冠へ“余韻NG”「勝っても切り替え早く」
「卓球・全日本選手権」(13日、丸善インテックアリーナ大阪)
男女を通じて前人未到の3年連続3冠に挑戦する女子の伊藤美誠(19)=スターツ=が開会式に出席し、会見に臨んだ。東京五輪代表決定後初となる実戦でもあり、「目の前の試合を楽しんでいるところを見てもらえたら。あとは実力の上がった私を見てほしいなと思いますし、自分らしく戦っていけたらと思う」と自信をみなぎらせた。
前回大会で、斉藤清に並んで史上最多となる2年連続3冠を達成。今回も3種目にエントリーしている伊藤は、女子ダブルスは早田ひな(日本生命)、混合ダブルスでは森薗政崇(BOBSON)という盟友と再び日本一を目指す。
勝ち進めば必然的に多くの試合に出ることになるが、連戦のカギについては「気持ちの切り替え」と回答。「たくさん練習してきたので体力も持つと思うので、一番は頭、気持ちの切り替え。勝っても切り替えをなるべく早くして、次の試合のことを考えていきたい」と、勝利の余韻に浸らないことをポイントに挙げた。
開会式では選手宣誓を務め、「われわれ選手一同は、歴史と伝統のある全日本選手権の舞台に立てることを誇りに思い、これまで積み上げてきた努力の成果を発揮するとともに、支えてくださった方々への感謝の気持ちを忘れず、1球1球心を込めて最後までプレーすることを誓います」と宣言。言及したとおり、80年以上の歴史と伝統に金字塔を打ち立てるべく挑戦する。