バドミントン協会・銭谷専務理事、涙 桃田事故に「命が縮みあがり、動揺した」
遠征先のマレーシア・クアラルンプールで交通事故に巻き込まれ負傷したバドミントン世界王者の桃田賢斗(25)=NTT東日本=について、日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事(66)が14日、都内で状況報告を行った。
銭谷理事は「一報を聞いた時は命が縮み上がり、動揺した。3人とも命に別状がなかったのは奇跡だと思っている」と涙。骨折もないと報告を受け、明日15日に帰国予定とした。
裂傷は1週間程度で回復する見込みであるとし、現地ではCTは撮ったもののMRIは受けていないことから帰国後にはもう一度精密検査を受けてもらうとし「精神的な動揺もあると思う。目の前で24歳の若いドライバーが亡くなっている。サポートしながら練習再開の時期を判断していきたい」と桃田の精神面でのサポートも約束した。
また、桃田は後部座席に座っていたが、運転手側の後ろだったことも判明。現地にいる朴ヘッドコーチからは「状況を見ながら、8週間後の全英オープンに向けて調整していく」と全英出場を目指すというコメントも出された。
日本協会は13日、顎部裂傷、眉間部裂傷、唇裂傷、全身打撲という診断を受けたと発表していた。