遠藤 2横綱1大関撃破!突き落としで豪栄道を破る
「大相撲初場所・3日目」(14日、両国国技館)
初日から両横綱を破った平幕遠藤は止まらず、豪栄道を突き落として大関以上を3連破。4日目は北勝富士が白鵬、遠藤が貴景勝を相手に16年秋場所の隠岐の海以来となる大関以上4連倒を狙う。横綱白鵬が妙義龍に屈して連敗、鶴竜とともに金星配給と大荒れ。新関脇朝乃山が三役以上で唯一の無傷3連勝とした。
遠藤が止まらない。豪栄道の張りも何の、冷静に回り込んで左から強烈な突き落とし。1秒2の早業で無傷3連勝に伸ばした。
初日から3日連続で2横綱1大関を破った平幕力士は戦後4人目で、16年秋場所の隠岐の海以来。快挙にも「体が動いて良かった」と言葉少なに語った。
「初日から自分の流れでできている」と師匠の追手風親方(元幕内大翔山)もうなずく。「足がむくむからってラーメンは食べない。食事に誘うのも考える。ほとんど外にも出ない」と親方を苦笑いさせる、生粋のアスリートがケガを乗り越え主役に躍り出てきた。
2横綱が2敗目、大関豪栄道は3連敗した大荒れの1日。23歳の貴景勝、25歳の朝乃山らが台頭し、世代交代が加速する中、29歳の遠藤の存在感が際立つ。