白鵬が休場 蜂窩織炎などで2週間の加療 今場所の十両以上の休場者3人
「大相撲初場所・4日目」(15日、両国国技館)
大相撲の東横綱白鵬(34)=本名白鵬翔、モンゴル出身、宮城野部屋=が初場所4日目の15日、日本相撲協会に「腰部挫傷、右踵部裂傷蜂窩(ほうか)織炎。今後約2週間の加療を要する見込み」との診断書を提出し、休場した。
師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)によると、場所前に負った右足の傷から菌が入って蜂窩織炎になり、14日夜から発熱。2日目の平幕遠藤戦で敗れた際に土俵で腰を強打し、炎症もあるという。2場所連続44度目の優勝を狙ったが、3日目にも平幕妙義龍に敗れて2日連続で金星を与え、1勝2敗と不振だった。これで鶴竜の一人横綱となった。
宮城野親方は「年を取ってきているし、いろんなところにけがが出てくる。少しずつ治しながら体と付き合っていくしかない」と話した。
昨年9月に日本国籍を取得した白鵬の休場は、同月の秋場所以来で2場所ぶり14度目。4日目に対戦が組まれていた北勝富士は不戦勝。今場所の十両以上の休場者は3人となった。