ナイキ厚底シューズの行方に「陸王」ファン注目 ネット「リアル陸王の世界だ」
男女マラソンの世界記録を誕生させるなど世界の陸上界を席巻しているナイキ社の「ヴェイパーフライ」が国際陸連によって禁止になる可能性が高いと報じられているが、このニュースにネットでは、やはりランニングシューズ界を舞台にしたTBS系ドラマ「陸王」を思い起こさせるなどの声が上がっている。
「ヴェイパーフライ」はナイキ社が開発した厚底シューズ。マラソン世界記録だけではなく、日本では正月の箱根駅伝でも注目され、8割以上の選手が履いて10区間中7区間で区間新が出るなど、そのスピードに驚きの声が上がっていた。
ミッドソールに航空宇宙産業で使う特殊素材に由来するフォームを採用、推進力をつけるため特殊素材の間に反発力のあるスプーン状のカーボンプレートを挟み込んでいるのが特徴だ。
このランニングシューズを巡るニュースに、ネットでは「陸王」を思い出すファンが続々。「陸王」は足袋製造業のこはぜ屋が、資金繰りなどの苦労を重ねながら新たな天然素材ソール・シルクレイを開発。素足感覚のシューズで、世界的ブランドのアトランティス「R2」に立ち向かっていくというストーリー。シューズを巡る実業団ランナーたちの駆け引きや、起業側のやりとりも描かれている。
「ヴェイパーフライ」は厚底ながらソールが特殊であることに、「シルクレイだ!」「陸王を思い出す」「陸王見てたから、足袋みたいなのがいいのかと思ったら、厚底のが早くなるんだね」などの声が。また「ヴェイパーフライ」が禁止されるかもしれないという報道には「陸王の出番です!」「リアル陸王の世界だ」などの声も。
陸王ファンはドラマや原作の世界に重ね、このランニングシューズの行方に注目しているようだ。