平野美宇、5回戦敗退の波乱「対応できなかった」2年連続で年下に苦杯

ポイントを奪われ、悔しがる平野美宇=丸善インテックアリーナ大阪
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 「卓球・全日本選手権」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 女子シングルス5回戦が行われ、17年大会覇者で東京五輪代表の平野美宇(19)=日本生命=が、19年全日本ジュニア女王の出沢杏佳(17)=大成女子高=に1-4で敗れる波乱があった。

 平野は異質ラバーの使い手である出沢が繰り出すボールの変化に苦しみ、ミスを連発した。第1ゲームを先取されると、第2ゲームこそ奪い返したものの、そこから3ゲーム続けて落として力尽きた。

 「最後までミスが出てしまった。異質だったのでやりにくさがあって、最後までペースをつかめないまま終わった」と肩を落とし、「1本ずつタイミングが違って、対応できなかった。自分から崩れてしまった」と首をかしげた。

 16~18年大会は3年連続で決勝に進んだものの、昨年は5回戦で当時中学2年の木原美悠(エリートアカデミー)に敗戦。元王者として挑戦を受ける立場となっているだけに、「全日本選手権は苦手じゃなかったけど、2年連続で5回戦負け。全日本は独特(な大会)と改めて感じた。若い選手も強くなってるので、もっと頑張らないと」と気を引き締めた。

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