朝阪神が初白星「3タテはきつい」「特別な日に勝てて良かった」

 「大相撲初場所・6日目」(17日、両国国技館)

 大好きな阪神タイガースをしこ名にする西序二段32枚目の朝阪神(19)=高砂=が貴正樹(千賀ノ浦)を押し出して、初白星を挙げ、一番相撲からの連敗を2で止めた。

 立ち合いから、一気に出て電車道。「ああいう相撲が取れれば。取り切れるように。頭から当たって相手の突きを防ぎながら止まらずに、というのが良かった。とりあえず一番勝ててホッとした」と笑みを浮かべた。

 大阪府泉大津市出身で幼少期よりプロ野球・阪神の大ファン。18年春場所、朝塩本から改名した。阪神を名乗り“開幕2連敗”。「3タテはきつい。阻止できて良かった。勝って記事に載りたいので」と安どした。

 阪神淡路大震災から25年。自身は生まれていないが、母が兵庫県長田区で被災した。幼少期から、震災の話は母から聞いていた。「特別な日に勝てて良かった」と話した。

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