キヤノンが今季初勝利 日本代表SO田村、前半精彩欠くも後半挽回

勝利し田村優(右)とタッチを交わすキヤノン・田中史朗=東京・秩父宮ラグビー場(撮影・開出牧)
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 「ラグビー・トップリーグ、キヤノン23-15三菱重工」(18日、秩父宮ラグビー場)

 W杯日本代表SH田中史朗、SO田村優がそろって先発したキヤノンが逆転で今季初白星を飾った。

 田村は「前半はコンディションが悪かった。風下でプレーして、相手も勢いがあった。前半と後半で何も変えていない」と解説した。

 小雪の降る悪条件の中での一戦。キヤノンは10-15で迎えた後半9分、田村のキックパスが右サイドを駆け上がるWTB山田聖也にピタリと渡り、トライ。田村のゴールも決まって、逆転に成功。同17分には田村のPGで突き放した。試合終了間際にもPGを決めた。

 前半は田村が精彩を欠いていた。ゴールキックは2本とも失敗。前半20分には自陣ゴール前からのキックが三菱重工プロップ細田隼都のチャージにあい、そのままトライを許していた。

 今季から日本代表の盟友・田中が加入。田村は「フミさんが来てくれてやりやすい」。これまで1人でチームを引っ張ってきたが、頼れる存在に感謝した。

 三菱重工は前半リードを奪いながら、後半は無得点。27分には途中出場したロックのダニエル・リンディーが反則の繰り返しによりシンビン(10分間の一時退場)となったことが響いた。

 キヤノンは1勝1敗、三菱重工はトップリーグ初勝利を逃して2連敗。

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