ソフト・上野由岐子 東京五輪で「集大成」合宿で好感触!巨人・菅野に助言も
ソフトボール女子日本代表・上野由岐子投手(37)=ビックカメラ高崎=が、五輪イヤーの2020年を「集大成」と位置付け、金メダル獲得の覚悟を口にした。「いい仲間、いいライバル」と表現したソフトバンク・千賀、巨人・菅野ら野球五輪代表と共闘し、頂点までの道を駆ける。
現在、代表チームは豪州で合宿中。それでも「自分のため。結果を出すための選択」として、「鴻江スポーツアカデミー」が主催する合宿に参加した。解析した投球フォームは、北京五輪で金メダルを獲得した「2008年の自分に戻れた」と好感触を得ているという。さらに前日17日には菅野、千賀と3人で話す機会があった。
「菅野選手はすごく悩んでいる感じがした。追われる立場、地位を守らなければいけない立場。背負ったものにしか分からない感情がある。感覚的な話をできたのはよかった」
主に助言を送る立場だった。「自分もそういう経験をしてきた。年を感じました」と笑わせたが、一流同士の交流は得がたい時間だ。12年ぶりの五輪を「集大成」と位置付ける。「一選手として期待に応えたい。金メダルを目指しているのはウチだけじゃない。その中で、一丸で強さを出していけるチームになりたい」。エースは開幕投手が濃厚。鉄腕の1球から伝説の続きが始まる。