サントリー・松島幸太朗 福岡から勧誘も7人制参戦は「微妙」欧州移籍を優先か
「ラグビー・トップリーグ、サントリー22-10NTTコミュニケーションズ」(18日、秩父宮ラグビー場)
昨季2位のサントリーはFB松島幸太朗(26)の活躍などでNTTコミュニケーションズを22-10で退けた。
“Wフェラーリ”の東京五輪そろい踏み実現は、難しくなった。サントリーのFB松島は試合後に7人制でのプレーについて言及。「僕の話は進展していない」と現状を説明した。
「堅樹から『7人制に来いよ』と言ってもらっている」と福岡から勧誘されたことを明かす。それでも「何を優先してやるかというところで、微妙という感じですね」と言葉を選びながら話した。
7人制と15人制は競技の特性が全く異なり、それぞれに適応する体作りも必要なため両立は不可能。五輪出場なら早期移行が求められるが、所属チーム側も15人制で起用したい事情もある。また、松島自身の今夏の欧州移籍という大目標を優先させた場合、夏場に7人制でプレーするメリットは多くない。
この日は前半最後のトライの起点となり、後半18分には約40メートルのビッグゲインからトライを導いた松島。「仕事をしっかりやれている」と調子は上々。「パナとやるときに堅樹がいないので、その分助かります」と福岡にエールを送っていた。