張本勲氏 厚底シューズ禁止に異議「五輪までこのまま行って。禁止したら不公平」
野球解説者の張本勲氏(79)と元ラグビー日本代表の大畑大介氏(44)が19日、TBS系の生番組「サンデーモーニング」で、ナイキの厚底シューズ使用禁止に異議を唱えた。
箱根駅伝などで使用者が好記録を連発するケースが相次ぎ、脚光を浴びたナイキの厚底シューズ。世界陸連が競技大会での使用を禁止する見通しと一部で報じられ、賛否両論を呼んでいる。
張本氏は「オリンピックまではこのまま行ってもらいたいわね。これ、2月に禁止したらね、それまで履いてた人が、今度禁止にしたら普通の靴になるでしょ。不公平じゃないですか」と指摘。大畑氏も「(シューズによって差が出るなら)それこそホント、はだしで走れってことになってくると思いますし」と同調した。
大畑氏は「選手からしてみれば、道具だけのことで注目されるっていうのはすごく嫌だと思うんですよね。自分たちは、何よりもやっぱり、高い技術、高い能力がなければこういったものはしっかりと使いこなせないんですよね。こういった靴に対して体を鍛えてるっていうこともそうですから。何よりも選手はとにかく早く決めてほしいと思うんですよ。じゃないと、オリンピックまで半年しかないしっていうことも含めて、シューズで自分たちの体を調整していくということも当然ありますんで、そこはしっかりとね、早く早く決めて、自分たちの準備する期間も与えてほしいと思いますね」と、選手目線で訴えていた。