小林陵侑が特大飛行で2位 昨季の“無双”ほうふつ連続表彰台「ようやく報われた」

 「ノルディックスキー・ジャンプ男子W杯」(19日、ティティゼーノイシュタット)

 小林陵侑(23)=土屋ホーム=は1回目に最長不倒の147メートル、2回目に134メートルを飛び、合計283・0点で2位に入り、第14戦に続いて表彰台に立った。ダビド・クバツキ(ポーランド)が143メートル、133・5メートルの283・3点で2連勝し、通算4勝目を挙げた。佐藤幸椰は7位、伊東大貴は20位、小林潤志郎は23位、佐藤慧一(以上雪印メグミルク)は28位、中村直幹(東海大札幌ク)は30位だった。

 小林陵の試合直後の第一声は「もうちょっとだったんで、悔しかった」。クバツキとハイレベルな一騎打ちを演じた結果、僅差で2位に甘んじ、率直な気持ちが口をついて出た。ただ悔しさを感じるのは、迷いのないジャンプを次々と繰り出した昨季の調子に近づいているからこそ。飛躍自体は納得の出来で「楽しかった。久しぶりに」と声を弾ませた。

 特に条件の良かった1回目は勢いよく飛び出すと、ぐいぐいと距離を伸ばしてジャンプ台記録まで1メートルに迫り、観客をどよめかせた。今季は昨年11月の開幕以来、日本に戻らずに欧州を転戦しているが、会心の飛躍に「長い遠征がようやく報われた」と安堵(あんど)の表情を見せた。

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