テニス31歳・伊藤竜馬 全豪で7年ぶり星!故障から再起「諦めずやってきた」

 「テニス・全豪オープン」(21日、メルボルン)

 男子シングルス1回戦で伊藤竜馬(31)=北日本物産=がプラジネシュ・グンネスワラン(インド)をストレートで破った。7年ぶりに進んだ2回戦で昨年覇者の第2シード、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に挑む。杉田祐一(三菱電機)は2年ぶりに初戦を突破。女子シングルス1回戦では、予選を突破した日比野菜緒(25)=ブラス=が彭帥(中国)に逆転勝ちし、初めて2回戦に進出。元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(ロシア)は敗れた。

 けがを乗り越えた伊藤が全豪で7年ぶりの勝利に酔いしれた。昨年12月に行われた主催者推薦を懸けたトーナメントを勝ち抜き、本戦出場を果たした31歳は「諦めずにやってきたのでうれしかった」と喜びをかみしめた。

 攻めたい思いを我慢してミスを抑えるようなプレーに徹し、第2セットのミスはわずか5本。「大人のテニスをした」と会心のストレート勝ちだった。

 16年に古傷の右肘が痛み、手術を受けた。西岡ら若手が台頭する中で「自分だけ残されて一番悩んだ」と打ち明ける。17年には第1子が生まれ、18年から完全に痛みが消えると気持ちに変化も生じ「コート上で楽しむ」と純粋に打ち込めるようになった。

 2回戦では四大大会で16度優勝を誇るジョコビッチと当たる。組み合わせを見たときから大観衆の前で前年王者に挑む姿を想像してきた。「フォアが通用するか試したい。緊張を楽しみたい」。少年のような澄み切った表情で話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス