競歩・鈴木雄介 インフルだった 状況次第で日本選手権欠場
日本陸連の競歩の強化合同合宿が22日、宮崎市内で公開され、世界選手権男子50キロ覇者で、東京五輪代表に内定している鈴木雄介(32)=富士通=が約2週間前にインフルエンザにかかっていたことを明らかにした。
「体のふしぶしが痛くなったのがひどくて、治った後も尾を引いて、ゆっくりやっている最中。筋肉が硬くなってしまっていて抜けきらないので」。練習を5日ほど休み、まともなトレーニングができていないという。
日本選手権(2月16日、神戸)に出場予定だったが「今の状況では、ほぼ優勝は目指せない。今のところ出場と考えているが、状況によっては…という感じはある」と欠場もにおわせた。その場合は国内外を問わず大会に出ることも検討する。
もっとも、50キロでの内定が心に余裕を与える。「しっかり東京五輪に向けたトレーニングができる、という面で代表権を取っていて良かった」。王者は半年後を見据えている。