「スノーボード・冬季Ｘゲーム」（２３日、アスペン）

　世界のトッププロが集結する賞金大会が開幕し、スノーボード・ビッグエアの女子で鬼塚雅（２１）＝星野リゾート＝が初優勝した。１５歳の村瀬心椛（ムラサキスポーツ）が２位、岩渕麗楽（バートン）が３位に入り、日本勢が表彰台を独占した。

　２年前の平昌五輪のメダリストが居並んだ最高峰の舞台。限界レベルで刺激し合った日本勢がメダルを独占した。初優勝の鬼塚は「言葉に言い表せない。次世代からの追い上げのおかげで成長できているので、ありがたい」と感極まった。

　圧巻は軸をずらしながら縦に２回転、横に３回転半する「バックサイドダブルコーク１２６０」。大技を初挑戦で成功させ「まだ信じられない。もう一回できるのかな」とおどけた。自身の滑りを根本から見直し、試行錯誤の途中で最高の結果を手にし「成果が早めに出てくれてよかった」と喜んだ。