徳勝龍が4日連続逆転突き落とし 自己最多11連勝&12勝
「大相撲初場所・13日目」(24日、両国国技館)
幕内最小兵の炎鵬が小結阿炎に足取りを決め、3連勝で8勝目(5敗)を挙げ、4場所連続で勝ち越した。大関豪栄道、関脇の朝乃山、高安に続き、三役以上4人を“令和の牛若丸”が撃破した。正代が輝を寄り切り、徳勝龍は豊山を突き落とし、ともに1敗を死守し平幕2人がトップ並走。2人は14日目に直接対決する。優勝争いはトップと1差の2敗を守った大関貴景勝まで3人に絞られた。
徳勝龍が土俵際、4日連続で逆転の突き落とし。11連勝、12勝目はともに自己最多。「(土俵際)やばいとは思った。あんまり覚えていない。土俵は丸いから丸く丸く使うように心がけている」と33歳、体に染みついた経験が神がかり的な快進撃につながっている。
激励メールが毎日50件ほど届くなど初優勝への期待はヒシヒシ。「声援がだんだん大きくなって気持ちが上がる」と終盤戦、あとは気迫勝負だ。14日目、正代との1敗直接対決へ「一生懸命、自分らしく」と平常心を強調した。