ボクシング五輪予選は3月ヨルダンで、新型コロナウイルスの影響で武漢は中止
日本ボクシング連盟は25日、ボクシングの東京五輪アジア・オセアニア予選が、ヨルダン・アンマン市で3月3日から11日に行われると国際オリンピック委員会(IOC)の特別作業部会から通達されたことを発表した。
同予選は、新型コロナウイルスによる肺炎の感染が広がる中国湖北省武漢市で2月に開催予定だったが、22日に中止が明らかになっていた。日本から男子6人、女子5人が出場することになっていた。試合時期が約1カ月先延ばしになったことで、選手は再調整を行うことになる。
23日に中止の通達を受けた際に、同連盟の内田貞信会長は「今できることを全力で取り組むことだけです。オリンピック出場枠の獲得に全力を注いでくれると確信しています」とコメント。アスリート委員会委員長で、リオデジャネイロ五輪代表の成松大介(自衛隊)も「私たちは、オリンピック出場権獲得に向けて努力するだけです。充実した練習を積み重ねて、時期や場所が決まれば最終調整をして結果につなげるだけです」と前向きに言及していた。