ハーフ日本新の新谷仁美 マラソン再挑戦は拒絶 Qちゃん質問に「絶対ないです」

 ヒューストンハーフマラソン(19日・米テキサス州)で1時間6分38秒で優勝し、14年ぶりに日本記録を更新した新谷仁美(31)=積水化学=が25日、大阪市内で凱旋会見した。2006年に福士加代子(ワコール)が出した1時間7分26秒を大幅に更新。世界の強豪相手に優勝も飾り「10年ぶり2度目のハーフマラソンだったんですけど、記録を更新することができて、専門の1万メートルに向け、いい弾みになったと思います」と、笑顔で振り返った。

 日本女子長距離界では群を抜くスピードを持つだけに、マラソンへの期待も高まる。実業団入り直後はマラソンを数度走っているが、近年はトラックに専念してきた。シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんの「マラソンは?」という質問に、食い気味に「あ、ないです。絶対にありません!この場を借りてみなさんに伝えてもらいたい」と、声高に宣言。「好奇心が旺盛なので、長い距離だとどっかに行っちゃう」と、笑った。今後は1万メートルに専念し、東京五輪出場を狙う。

 26日の大阪国際女子マラソンではペースメーカーを務める。「日本の女子マラソンは高橋さん、野口さん、有森さんと私たちに憧れ、夢を持たせてくれる場所だった。その時代に戻したい気持ちはある。1万メートルの選手なんですけど、力添えができれば」と、“アシスト”を誓った。

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