ラグビー トヨタ自動車、後半6トライ猛攻で今季初星

 「ラグビー・トップリーグ、トヨタ自動車61-31日野」(25日、パロマ瑞穂ラグビー場)

 6試合が行われ、トヨタ自動車は日野を後半に突き放して61-31で今季初勝利を挙げた。後半に6トライを奪う猛攻を見せた。東芝はホンダを32-23で退けて開幕からの連勝を3に伸ばした。パナソニックも三菱重工相模原に62-10で大勝して3連勝を飾った。ヤマハ発動機、クボタ、サニックスも勝ち、それぞれ2勝目(1敗)を挙げた。

 3試合目でようやく今季初勝利をつかんだ。トヨタ自動車が後半に突き放し、9トライで61得点。昨年のW杯日本大会で優勝した南アフリカのFBルルーは「最初の2試合を落としたことを振り返らず、試合に集中した」と表情を崩さなかった。

 主将のナンバー8姫野は体調不良から回復したばかりでほとんど練習できず、後半途中から出場した。チームの柱が不在だった12-14の前半終了間際、日野がゴール前で反則。この好機にSH茂野は「(PGも)頭にはあったがスクラムを組んで取り切れる自信があった」と強攻し、ヘンリーが挙げたトライで流れを手放さず後半へ向かった。

 一度はリードを許した後半も、8分にCTBサウが4人を振り切って逆転トライ。細かくつなぐ粘りに素早いパス交換や個人技も絡め、後半だけで42点を重ねた。

 昨年6月、当時の所属選手2人が麻薬取締法違反などで逮捕される不祥事で活動を中止し、11月にようやく全体練習を再開した。姫野は勝利の味をかみしめながら「新生トヨタが生まれ変わったところを見せられているかな」。思いはプレーで示すしかない。

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