萩野公介、体調を優先し欠場 代表入りへ…平井コーチ「黄信号」次戦はコナミOP
「競泳・北島康介杯」(25日、東京辰巳国際水泳場)
男子400メートル個人メドレーは、昨夏の世界選手権覇者の瀬戸大也(25)=ANA=が決勝で日本記録まで0秒04差に迫る4分6秒09の好記録で優勝した。瀬戸が肉薄した日本記録4分6秒05を16年リオデジャネイロ五輪決勝でマークした萩野公介(25)=ブリヂストン=は体調不良のため、予選を棄権した。
リオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野は同種目を棄権した。平井伯昌コーチは「先のことを考えて欠場という判断をした」と説明した。
24日の200メートル自由形決勝は10人中10位。発熱で練習できない状況が約1週間続いたといい、レース直後には「出ても意味がないと先生から言われれば、切り替えて練習する」と話していた。同コーチはこの日「(本人が)まず体調の回復を考えたいとのことだった」と明かし、東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権へ向けた選択だと強調した。
とはいえ代表入りへ向け「黄信号」と平井コーチ。次戦は2月中旬のコナミオープン(東京辰巳国際水泳場)に出場する見通しだが、再起はなるか。