スケボー堀米雄斗は準V「そんなに差はないが…」絶対王者ヒューストンの経験値に脱帽
「キメラAサイド」(26日、愛知県国際展示場)
スケートボード・ストリートの決勝が行われ、予選1位で東京五輪金メダル候補の堀米雄斗(21)=XFLAG=が200点満点中180点を獲得したものの、世界王者のナイジャ・ヒューストン(25)=米国=の187点には及ばず、準優勝となった。
“五輪前哨戦”で絶対王者の牙城を崩すことはできなかった。堀米は45秒間のランで87点を取り、首位と3点差の2位につけると、ベストトリックでも93点と高得点をマーク。しかし、ランで90点、ベストトリックでも2本目で97点と圧巻の滑りを見せたヒューストンにはかなわなかった。
国内大会では破格の優勝賞金1000万円はかっさらわれた。堀米は「自分のいい滑りはできた」と納得しつつも、「もう少し自分の新しいトリック(技)でメインセクション(技を出すためのコース)に対応できれば優勝も狙えたのかな」と、会場への対応力には課題を見いだした。
憧れのヒューストンとは五輪予選ランキングでも1位と2位で肉薄している。「そんなに差はないと思うんですけど、ナイジャも昔から大会で勝ってきて(色んな)経験もしてきている。(この日の)最後のトリックも練習では1回も決めてなくて一発で決めているので、そういうところはすごい」と絶対王者の勝負強さに脱帽し、「もっとスキルを上げて、五輪にもいい状態で挑みたい」とさらに腕を磨くことを誓った。