JT9季ぶりV 粘りのバレーでフルセット制した
「バレーボール・Vリーグ女子1部・プレーオフ決勝、JT3-2岡山」(26日、国立代々木競技場)
JTが岡山シーガルズを3-2で下し、9季ぶり2度目の優勝を果たした。JTはドルーズらの攻撃がさえて第1セットを先取。続く2セットを落としたが、第4セットでは橘井が鋭いスパイクで流れを変えて奪い返した。第5セットはドルーズ、林を中心に攻めて押し切った。最高殊勲選手賞にはドルーズが選ばれた。3位決定戦は埼玉上尾がデンソーに3-0で勝った。
JTがフルセットの激戦の末に岡山を下し、9季ぶり2度目の優勝を果たした。優勝が決まるとメンバーは跳び上がって喜びを爆発させ、代わる代わる胴上げを行った。吉原知子監督も「最後までどうなるか分からなかったけど、心強い選手たちになった」とうれしそうに話した。
第1セットをドルーズらの力強い攻撃で圧倒して先取したが、岡山に2ゲームを奪い返され後がない状態に。それでも1-2で迎えた第4セットは、プレシャーを感じさせないプレーで16-11から6連続得点を決めるなど、チームの粘り強さを見せつけた。
昨年は準決勝で敗退し、決勝進出も2季ぶりだ。悔しさもあっただけに喜びも大きい。リベロとしてチームを支えた主将の小幡真子は、「去年の負けからいろんな感情を持ってこの場に来た。毎日毎日練習に励んできた」と苦労の道のりを振り返った。ベストリベロ賞も獲得し、「これからも自分のプレーを磨きたい」と笑顔を弾ませた。