五輪有力の松田瑞生 報奨金1000万円の使い道は母への恩返し「歯の治療代に」
東京五輪代表残り1枠を争うMGCファイナルチャレンジを兼ねた大阪国際女子マラソンで日本歴代6位の2時間21分47秒で2年ぶり2度目の優勝を飾り、五輪代表入りへ大きく前進した松田瑞生(24)=ダイハツ=が27日、大阪市内で一夜明け会見を行った。
五輪に大きく近づく激走を振り返り「まだ実感はないけど、頑張ったんやなというぐらいの筋肉痛がある」と、充実の表情で振り返った。レース前に“お寿司大作戦”と銘打ったように、大好物の寿司を我慢して好走。昨夜は待ちに待ったお寿司で祝勝会をし、「めっちゃ食べました。車エビのしっぽがまだ動いてるぐらい新鮮なのを。赤貝とホッキ貝とツブ貝と…」と、1貫1400円の車エビ5貫を含め約20貫を平らげたという。「幸せでした」と、満面の笑みを浮かべた。
2時間21分台をマークしたことで、日本実業団連合のマラソン強化特別プロジェクト「PROJECT EXCEED」の報奨金として、1000万円をゲット。使い道を問われると「貯金です。お金を大切にしたい。“金に寄ってくる男には気をつけろ”と言われてます」と笑いとばしつつ「ただ、母の歯の治療代は出します。70万円するので。(母明美さんは)喜んでました。『ありがとうございますー』って」と、親孝行な24歳だった。
今後はしばらく休養を取りながら、最終選考会となる3月の名古屋ウィメンズの結果を待つ。