徳勝龍、元稀勢の里の祝福に感激「主役になれる日が来るとは…」
大相撲初場所で初優勝を果たした幕内徳勝龍(33)=木瀬=が27日、都内の部屋で優勝一夜明け会見を行った。角界でも黄金世代の1986(昭和61)年度に生まれた“花のロクイチ組”。元横綱稀勢の里(荒磯親方)は引退したが、現在も幕内で徳勝龍のほか大関豪栄道、栃煌山、妙義龍、碧山、魁聖、宝富士、勢が活躍する。
同学年の多くが三役経験したが、自身は最高位が前頭4枚目止まり。「ちょっと置いていかれている部分はあったけど、自分は自分と思って目の前のことをやろうと。周りは関係ない。人は人と思って」とマイペースで精進してきた。
同学年で豪栄道、稀勢の里に続き3人目の賜杯。荒磯親方が「自分以外の人の相撲で感動したのは初めて」と話していたのを聞き、「荒磯親方に褒めてもらうのが一番うれしい」と喜んだ。
「主役になれる日が来るとは思ってなかった」。館内の応援も日々、増えていくのを見ていた。「最初はタオルも炎鵬、朝乃山だったのがちょっとずつ増えていった」という。
愛称はよく呼ばれるのが下の名前が誠で「まこ関」、「まこちゃん」や「徳さん」。徳勝龍自身は「○○関」と呼ばれるのは好きではなく、後輩らは「青木さん」と呼ぶ人が多い。ファンには「関取があんまり下の名前で呼ばれるのはない」と「まこちゃん」と呼んでくれるよう、希望した。