超異例!ヘリ事故死コービー・ブライアント氏の「24」 他チームが永久欠番に決定
NBA、マーベリックスは26日(日本時間27日)、ヘリコプター墜落事故により41歳の若さで死去した元レイカーズのコービー・ブライアント氏の背番号「24」を永久欠番にすると発表した。レイカーズ一筋20年で5度のファイナル制覇に貢献した同氏が現役時代につけた「8」と「24」はすでに同チームの永久欠番になっているが、他チームによる決定は超異例だ。
コービー氏は26日朝、カリフォルニア州ロサンゼルス近郊カラバサスでヘリコプターの墜落事故により死去。13歳の愛娘を含む9人が命を失った一報は全世界に衝撃を与え、人々の涙を誘った。
レイカーズと同じ西カンファレスに所属するライバルチームのひとつ、マーベリックスはこの日、声明文を出して「コービー・ブライアント氏とご息女ジアナさんが亡くなられたニュースにショックを受け、悲しみに包まれています。コービーはバスケットボールの大使であり、レジェンドであり、全世界のアイコンでした。何よりも家族愛あふれる父親でした」と哀悼。さらに「コービーが遺したものはバスケットボールを超越しています。そして、我々はダラス・マーベリックスの選手が今後、背番号24をつけないことを決定しました」と、24番を永久欠番にすることを明らかにした。
コービー氏は96年ドラフトでホーネッツから1巡目全体13位で指名され、その1カ月後にレイカーズへトレード。18歳の若さでデビューし、同チーム一筋20年で歴代4位の通算3万3643得点をマークしたほか、MVP1回、得点王2回、球宴18回、球宴MVP4回。ファイナルでは99-00年シーズンから02年までの3連覇、08-09年と09-10年の連覇に貢献し、ファイナルMVPも2度受賞している。
NBAではヒートがマイケル・ジョーダンの「23」を、ペリカンズがピート・マラビッチの「7」を永久欠番にしている例はあるが、過去に所属していない選手の番号を特別扱いするのは極めて珍しい。