大迫傑、五輪自力で決める 東京マラソン主催者に「日本記録更新するつもりで」
東京マラソン財団は28日、東京五輪代表残り1枠を争うMGCファイナルチャレンジを兼ねて行われる東京マラソン(3月1日、東京都庁発~東京駅前着)のエントリー選手を発表し、日本記録保持者(2時間5分50秒)の大迫傑(28)=ナイキ=、日本歴代2位の記録(2時間6分11秒)を持つ設楽悠太(28)=ホンダ=、同5位(2時間6分54秒)を持つ井上大仁(27)=MHPS=が名を連ねた。
今回の東京マラソン、翌週のびわ湖毎日マラソンの残り2大会で、大迫の持つ2時間5分50秒を基準とした2時間5分49秒を突破した日本人最速選手が五輪代表に内定。突破者がいない場合は昨秋のMGC(マラソン・グランドチャンピオンシップ)で3位だった大迫が代表となる。
大迫は五輪までの調整を考えれば、出場せず吉報を待つ選択肢もある中で、エントリーしてきた。東京マラソン財団の早野忠昭レースディレクターは「エージェントを通じて『日本記録を更新するつもりで参加する』と聞いている」とし、出場意思を表明しているという。注目を集める日本最速決戦。会見に登場した設楽悠は「彼の頑張りも僕の1つのモチベーション。そこの対決も1つの見所だと思う。2人揃って良い走りができれば」と、心待ちにしていた。