ジョセフHC、次の4年に「わくわく」 今季はイングランドなど強豪国と5試合
日本ラグビー協会は29日、東京都内で15人制日本代表記者会見を行い、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)、藤井雄一郎強化委員長が出席。史上初の8強進出を果たした19年W杯日本大会を振り返り、23年W杯フランス大会に向けての展望を語った。
ジョセフHCは会見冒頭で「昨年チームが成し遂げてくれたことに誇りと名誉を感じています。その一方でこれから先、次に向かうチャレンジというものがあるということを認識しており、それに関しては、楽しみでわくわくしております」と23年W杯に向けて期待感を口にした。
現在日本代表の世界ランクは8位。今季の強化試合は、現時点で次の5試合が決まっている。相手はいずれも伝統的強豪国と呼ばれるティア1に入っているチームだ。
6月27日 ウェールズ(4)=エコパスタジアム
7月4日 イングランド(3)=昭和電工ドーム
7月11日 イングランド(3)=ノエビアスタジアム神戸
11月14日 スコットランド(9)=アウェー
11月21日 アイルランド(5)=アウェー
※()内は世界ランキング
ジョセフHCは「代表チームのHCとして7月にティア1と3試合はやりたいというのはある。11月(の試合)を踏まえて必要だと感じるんですが、まずティア1との3試合に向けて、われわれが思う準備をしなければいけない」と申し分のない相手との対戦を歓迎した。
「トップリーグ(TL)の終了次第、代表合宿に入ります。去年の宮崎合宿のようなものになる。それだけが決して理想の形とは言えませんが、最低限必要になってくると思います」と、3部練習を行うなど選手が“地獄”と表現した合宿で強化を補う思い。
さらに、「選手はTLで戦っていますが、TLでは試合の中でテストマッチを意識して、国際試合のようなプレーをしてほしいと思います」と個々に高い意識を持つことを要求した。