羽生「このプログラムを滑る覚悟をさせられた」平昌以来のSP完璧披露「すごい緊張」
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(6日開幕、ソウル)
本番会場で行われた男子の公式練習に、羽生結弦(25)=ANA、友野一希(21)=同大、鍵山優真(16)=星槎国際横浜高=が参加した。
SP「バラード第1番」の曲をかけて調整した羽生は、冒頭の4回転サルコー、4回転-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)と、全てのジャンプを着氷。「感覚は良かった」としつつも「まだつかみ切れていないところもある。徐々につかみ切れたらなと思います」と練習を振り返った。
また、2018年平昌五輪以来となる「バラード第1番」の披露に「すごい緊張しました」と羽生。「すごい緊張したとともに、あらためてこのプログラムを滑るという覚悟をさせられたという感じはしました」と胸中を語った。
「バラード第1番」は、2017年オータムクラシックで、ルール改正前の世界最高点(112・72点)をたたき出した、羽生にとって特別なプログラム。右足首の負傷で118日ぶりの実戦となった平昌五輪では、自身の記録に迫る111・68点をマークし首位発進した。
羽生は4日に韓国入り。サブリンクで行われた5日午前の練習には姿を見せなかったが、メインリンクでの40分間の練習でしっかりと氷の感覚を確かめた。