朝乃山が稽古再開 大関とりの春場所へ「期待に応えたい」
大相撲春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)で大関とりに挑む関脇朝乃山(25)=高砂=が6日、都内の部屋で稽古を再開した。四股、すり足、テッポウなど基礎運動で汗を流した。
初場所はノルマの10勝を挙げ、いよいよ大関昇進を懸ける。昇進目安の三役で3場所計33勝へは春場所で12勝が必要。「期待に応えたい」と力を込めた。
初場所の10勝は5敗を喫してから4連勝と底力。「振り返れば何番か取りこぼしてもったいない。それがダメ。4連勝は切り替えられた。自分の相撲が取れた。(取りこぼしは)ほんのちょっとの細かいところ。慌てて強引に出たところ。引き付けて寄るとかやっていかないと」と、収穫も課題もあった。
春場所の番付が東関脇なら両横綱、1大関に次ぎ4番手になる。終盤に番付上位と対戦が見込まれ、序盤、番付下位に確実に勝つことが昇進のカギになる。「兄弟子、年上はいるけど、大相撲は番付の世界。下には取りこぼしたくない」と、意地をのぞかせた。