大坂なおみ、78位に涙の完敗 団体戦意欲も完全復調まだ遠く…
「テニス・フェド杯」(7日、スペイン)
シングルスの第1試合で、約2年ぶりに日本代表入りした世界ランキング10位の大坂なおみ(日清食品)が78位のサラ・ソリベストルモに0-6、3-6で敗れた。第2試合で86位の土居美咲(ミキハウス)が55位のカルラ・スアレスナバロと対戦。8日にシングルスの相手を入れ替えて対戦し、最終試合のダブルスに青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組が登場する。予選を勝つと4月にブダペストで開催する決勝大会に進出する。
敗色濃厚で第2セットも3-5と追い込まれると、大坂が突然コート上で涙を流し始めた。顔をタオルで覆うと、敵地の観客も拍手で激励。それでも最後はダブルフォールトで勝負が決まり、日本代表の一員として2年ぶりに臨んだ一戦で予想外の完敗を喫した。3度目のフェド杯で東京五輪出場の条件を満たした。日本のエースは「団体戦は普段やることがないので楽しみ」と意欲を示していたが、完全復調はまだ遠いようだ。