聖火第1走者にリオ射撃金・コラカキ選手 史上初の女性起用
東京五輪の聖火リレーで、3月12日に古代五輪発祥の地、ギリシャ西部オリンピアをスタートする同国選出の第1走者に、射撃で16年リオ五輪金メダルのアナ・コラカキ選手(23)が決まった。6日に発表した同国オリンピック委員会によると、史上初めて女性が務める。
聖火ランナーの最初はギリシャ、2番目は開催国から選ぶのが慣例で、コラカキ選手の次には04年アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきさん(41)の起用が決まっている。8日間のギリシャ国内リレーを締めくくる3月19日の最終走者は、陸上女子棒高跳びでリオ五輪優勝のエカテリニ・ステファニディ選手(30)が担う。
聖火は伝統儀式に倣う採火式で太陽光からおこし、第1走者のトーチにともす。19日のアテネでの引き継ぎ式を経て航空機で日本に運び、20日に宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に届く。日本でのリレーは26日に福島県を出発し、7月24日の開会式まで121日かけて47都道府県を巡る。