八村、復帰2戦目17得点6リバウンド ビールの残り0・2秒劇的決勝点に歓喜
「NBA、ウィザーズ119-118マーベリックス」(7日、ワシントン)
ウィザーズの八村塁(21)は7日(日本時間8日)、マーベリックス戦に先発出場し、28分41秒プレーして17得点、6リバウンド、1アシスト、2スチールだった。チームはルカ・ドンチッチを欠く相手に競り合い、ブラッドリー・ビールの終了間際のシュートで勝利を手にした。
鼠径部のけがから復帰2戦目。約2カ月半ぶりの実戦となった3日のウォリアーズ戦で11得点を記録した八村が、NBAデビューを果たした昨年10月23日の開幕戦以来の対戦となったマーベリックス戦で躍動した。
第1クォーター(Q)開始1分7秒、左から3点シュート。昨年12月14日のグリズリーズ以来となる長距離砲で勢いづくと、同3分50秒には速攻からゴール下に潜り込み、豪快ワンハンドダンクで雄叫びを上げた。同6分25秒にはスチールから自らドリブルで持ち込んでカットイン。着実にポイントを重ねて本拠地を沸かせた。
第2Qは開始21秒でステップバックのミドルジャンパーを沈め、その1分後にはトップ左から巧みなステップで相手のマークをかわして加点。残り8分には速攻からゴール下でショートジャンパーを決め、放った6本のFGすべてを成功。最後の2本のシュートこそ外したが、16分で14点を奪い、存在感を見せつけた。
チームは62-64で前半を折り返すと、八村は第3Q開始12秒にはノーマークの状態からこの日2本目のスリーポイントを決めた。しかし、その後は沈黙。残り5分35秒でベンチへ下がった。
ベンチスタートの第4Qは残り6分23秒から104-106の場面でコートに立った。しかし、残り5分にトラベリングの反則を犯し、依然として2点を追う残り2分20秒にはゴール下で厳しいチェックに遭い、シュートミス。1点ビハインドの残り1・8にベンチに下がった。
ウィザーズは残り0・2秒でビールが決勝のレイアップシュート。勝ち越しを決めた瞬間、八村はベンチから飛び出し、喜びを爆発させた。