羽生がフリーへ「SEIMEI」で調整 同門2人と笑顔も
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(8日、ソウル)
9日の男子フリーへ向けた公式練習が練習用のサブリンクで行われ、ショートプログラム(SP)で世界最高得点を更新する111・82点をマークし首位発進した羽生結弦(ANA)は「SEIMEI」の曲をかけて調整した。
6選手中1番目の曲かけだったこともあり、練習開始直後からトリプルアクセル、4回転トーループとハイペースの調整を進めた羽生。曲かけでは、冒頭のルッツが1回転になったこと、終盤の4回転トーループからの3連続ジャンプでやや着氷が乱れたこと以外は大きなミスはなかった。
練習終盤では、ルッツジャンプを入念に確認。クリーンな着氷はなかったが、時折うなずき、自らに声を掛けながら調整した。
最後は、同じトロントのクリケットクラブで練習するジェイソン・ブラウン(米国)、車俊煥(韓国)とともに、リラックスした表情でトレーシー・ウィルソン・コーチ直伝のスケーティングで氷と体の感覚を確かめた羽生。笑顔も浮かべつつリンクを後にした。
男子フリーは9日午前11時30分から行われ、最終組4番目22番滑走の羽生は午後3時から演技を行う予定。