飛び込みの板橋美波 個人種目での東京五輪出場絶望「実力不足」リオ五輪8位入賞
「飛び込み・国際大会派遣選手選考会」(8日、東京辰巳国際水泳場)
東京五輪最終予選となるW杯東京大会(4月・アクアティクスセンター)の選考会が行われ、女子高飛び込み決勝でリオデジャネイロ五輪8位入賞の板橋美波(JSS宝塚)は286・90点で3位にとどまった。トップは荒井祭里(JSS宝塚)で327・30点。
同種目で東京五輪代表に選出されるためには今大会で上位2人に入り、W杯の日本代表に選出され、五輪最終予選を兼ねた同大会で18位以内に入る必要があるため、板橋の個人種目での東京五輪代表入りは絶望となった。
2本目の6243D(後ろ倒立2回転1回半ひねり自由型)で失敗し、22・40点。4本目の107B(前宙返り3回半えび型)で72・00点、5本目の5253B(後ろ宙返り2回半1回半ひねりエビ型)では80・00点をマークしたものの届かなかった。「実力不足。終わってからああだこうだ言っても遅い。みんなすごかった」と大粒の涙を流しながら振り返った。
板橋は荒井とのペアで唯一の出場した初日のシンクロ高飛び込みで日本水連の派遣選考基準を突破。W杯の代表入りをほぼ確実にしており、シンクロでの五輪代表に前進している。W杯代表は25日の日本水連常務理事会で決定する。