テコンドー金原前会長、五輪チケットは確保「一致団結して応援しないと」

観客席で関係者と談笑する全日本テコンドー協会の金原前会長(中央)
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 「テコンドー・東京五輪代表最終選考会」(9日、桑原学園体育館)

 男女各2階級で行われ、優勝した4人が東京五輪代表に決まった。昨年12月に退任した全日本テコンドー協会の金原昇前会長も訪れ、観客席から熱視線を送った。会長職は辞したものの、東京五輪のチケットは確保していることを明かし「一致団結して応援しないといけない」と話した。

 金原前会長は、強化方針を巡りトップ選手らと対立が続いた責任を取って役職を退いた。退任が決まった際に「これからは一会員となり、お茶くみからやらせていただく所存です」と一から出直すとを誓っていた通り、この日は役員席ではなく観客席から観戦。「(自身が)会長かどうかは関係なく、支援もするし応援もする」とおおらかな笑顔を見せた。

 五輪切符が懸かる決勝はいずれも熱戦となり、「非常にいい試合でした。最後は誰が勝ってもおかしくなかった。開催国枠があることで、選手も非常にエキサイトしたのではないでしょうか」とうなずいた。シドニー五輪以来となる日本勢のメダル獲得についても「1つ2つじゃなく、4人出るんだから4つほしいですよね。獲れるか?じゃなくて、獲らないといけない!」とハッパをかけた。

 全日本協会の会長職は辞したものの、関係各所を通じて五輪本番の観戦チケットは確保しているといい、「もちろん会場で見届けますよ」とニヤリ。混乱を経て昨年末には新体制も発足したが、「全てが日本のテコンドー界の発展につながる。これからは一致団結して応援しないといけない」と力を込めた。

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