マラソン高速化…苦しむ川内優輝、4年ぶり青梅参戦も8位「入りが速すぎる…」

 「青梅マラソン」(16日、東青梅四丁目~青梅市総合体育館前=30キロ)

 4年ぶり3度目の出場となった川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=は序盤3キロ過ぎから先頭集団から離され、終盤に追い上げたものの、1時間33分31秒で8位に終わった。レース後は「最低限の最低限の最低限の走り」と、表情をゆがめた。

 直近は苦しいレースが続いている。本来、中盤以降からの粘りが持ち味の男だが、マラソン、ロードレースの高速化が進む中、序盤から先頭集団から大きく遅れ、巻き返せない展開が続く。この日も先頭集団は最初の5キロを14分44秒で通過したが、川内は15分9秒だった。

 もちろん本来の調子を取り戻せていない現状もあるが「入りが速すぎる。最初みんな突っ込んで入るので、何人かは落ちるけど、何人かが生き残る。今まで通りの走りをしていても前が落ちてこない。今まで通りの入りをしていても、前が落ちてこないから、結果的に似たようなタイムで走っても順位が悪くなる。ちょっと厳しい」と、レース形態の変化についていけない自身へのやりきれない思いが口をついた。

 この日も先頭から遅れた川内に沿道から「遅いぞ!」という声がとんだというが、その時点では3位だった4年前よりも速い通過タイムだったという。

 次戦はびわ湖毎日マラソン(3月8日、皇子山陸上競技場)を予定。正念場は続く。

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