東京五輪代表選考会の一つ、柔道のグランドスラム(GS)デュッセルドルフ大会(21~23日)に出場する日本代表が17日、出発前に成田空港で取材に応じ、男子66キロ級の阿部一二三は「すごく大事な大会。順調にここまできた」と力強く語った。
一昨年まで世界選手権2連覇の阿部だが、代表争いでは昨年世界王者の丸山城志郎を追う立場。今大会は丸山の欠場で差を詰めるチャンスが訪れた。「自分のやることは一つ。圧倒的な柔道を見せて優勝したい」と意気込んだ。女子52キロ級で世界選手権2連覇の阿部詩は早期代表入りを意識しつつ「いつもと変わらず、自分の柔道を出し切る」と気合十分。