NBA球宴、チーム・レブロンが勝利 コービーさん追悼で8秒間黙とう
「NBA・オールスターゲーム、チーム・レブロン157-155チーム・ヤニス」(16日、シカゴ)
レブロン・ジェームズ(レーカーズ)が主将を務める「チーム・レブロン」が157-155でヤニス・アデトクンボ(バックス)が主将の「チーム・ヤニス」に逆転勝ちした。試合は東西のカンファレンスで最多得票の2選手が主将を務め、それぞれが東西に関係なく選手を選んだ。両チームで最多の30点を挙げたチーム・レブロンのカワイ・レナード(クリッパーズ)が最優秀選手賞の「コービー・ブライアントMVP賞」に輝いた。
チーム・レブロンを率いるジェームズが狙うシュートを、チーム・ヤニス主将のアデトクンボが懸命にブロックする。近年のオールスターでは異例の手に汗握る攻防となり、アデトクンボは「プレーオフのように熱くなった」と充実感をにじませた。
1月にヘリコプターの墜落事故で亡くなったブライアントさんを悼み、試合前に現役時代の背番号にちなみ8秒間黙とう。背番号はチーム・ヤニスがブライアントさんの引退時の「24」、チーム・レブロンは同じ事故で亡くなった娘ジアナさんがバスケットボールチームでつけていた「2」をつけてプレーした。
常に全力を尽くすことで知られたブライアントさんをしのび、それぞれが気迫のこもったプレーを披露。詰めかけた1万8千人近いファンを存分に楽しませる内容となった。