「２０２０年第７回スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲーム北海道」（２１日～２３日、札幌など）が、新型コロナウイルスの影響で、中止されることが１８日、発表された。

　スペシャルオリンピックスとは、知的障害のある人のためのスポーツ競技会で、今大会は国内大会。アルペンスキー、スノーボード、フィギュアスケートなどが行われる予定だった。

　理由として「選手団は全国から公共交通機関を使って参加するため、移動の際の感染リスクがあること」、「ボランティアや応援者等の大会関係者においても同様のリスクがあること」というものに加え、「アスリートの中には、自分自身で感染予防を徹底することが難しい方がいること」なども挙げられた。

　同大会の公式ウェブサイトには２０２１年に開催されるスウェーデンでの「スペシャルオリンピックス冬季世界大会」の選手選考も兼ねていると紹介されている。

　公益財団法人スペシャルオリンピックス日本への電話取材で、担当者によると、今回の措置は延期ではなく中止で、選手選考については今後決めるとしていた。