池江璃花子が涙 家族に弱音をはかなかった理由 TVで明かす
白血病からの復帰を目指す競泳女子の池江璃花子(19)=ルネサンス=が19日、テレビ朝日系「報道ステーション」にVTR出演した。昨年2月に白血病を公表して以降、初めてのテレビ出演は、18日に元プロテニス選手でタレントの松岡修造と約1時間対談したものだった。
白血病を告知され大泣きしたもののポジティブ璃花子になって病気と闘った。「正直、アスリートとしてはあまりよくない考えかもしれないですけど、世界記録までもう少しっていうところまでいって、世界ランキング1位、東京オリンピックでは金メダル候補と言われるようになってから自分では分からなかったけど、プレッシャーがあって、もうオリンピックのことを考えなくていいという気持ちになって。その時はじめて意外とをプレッシャー感じてたんだなと思いました。五輪、金メダルという言葉から解放されてポジティブに切り替わったのかもしれない」と本音を吐露した。
過酷な治療を受ける中「すごい吐き気がひどいときに、トイレに閉じこもっていて、でもすごくしんどくて、この気持ちが一生続くわけじゃないから大丈夫。絶対大丈夫。絶対いつか治る。気持ちはネガティブになっていたかもしれないけど。表面上では言い聞かせていました」と闘病の苦しさを明かした。
ただ「しんどいときでも毎日、家族だったりいろんな関係者の方がお見舞いに来てくれて、つらい思いをしている自分を見られるのがいやなところがあって。水泳とかもでも結果を出してきて弱音をはかなかった。弱気とみられたくなかったし、病気中もつらいと言えなかった。素直に家族を頼れなかった。つらい、しんどい、ここが痛いそういうことを全く言わなかったので、それがたまってしんどいときがあった」と我慢していたことを一気にはきだした。
ただ「最終的に家族や関係者の支えがなかったら絶対乗り切れてないことだったと思うし、すごく感謝しています」と話し、松岡から「なぜさらけ出さない」と問われると「家族に迷惑をかけたくなかった」と涙を流した。