競泳・萩野公介、1年半ぶり高地合宿で復活へ 平井コーチ鍵は「克己心」

 競泳男子の萩野公介(25)=ブリヂストン=が21日、成田空港からスペインでの高地合宿へ向けて出発した。萩野が高地合宿へ行くのは約1年半ぶり。「ものすごく濃い時間、大切な時間になるとも思う。すごく楽しみ」と語った。

 平井伯昌コーチ(56)がこの合宿で萩野に求めるのが「克己力」だ。きつい練習にただ耐えるのではなく「自らに打ち勝つ」練習を積み重ねることが何より重要だという。

 東京五輪代表選考会を兼ねた4月の日本選手権(東京アクアティクスセンター)のエントリー種目は不確定だが「個人メドレーは大事な種目。それを練習しに行く」と萩野。15日に「怖かった」と吐露した400メートル個人メドレー出場にも前向きな姿勢を示し、平井コーチも「ほつれた糸を元に戻すことができれば、うまくいくかもしれない」と語った。加えて、200メートル自由形も「僕としては出たい」(萩野)とした。

 「集中して取り組めればいい力がつくと思っている」。強い心で日々の練習を乗り越えた先に、東京五輪行きの切符が待っている。

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