クライミング五輪選考解釈問題 判断は4月以降に…当事者の野中生萌「いい加減に…」

 「スポーツクライミング、スピード・ジャパンカップ」(22日、昭島市)

 高さ15メートルの壁を登る速さを競うスピードの国内大会が行われ、女子では伊藤ふたば(17)=TEAM au=が初優勝を飾り、ボルダリング・ジャパンカップに続く国内2冠を達成した。連覇を狙った野中生萌(22)=XFLAG=は3位、五輪代表の野口啓代(30)=TEAM au=は4位だった。男子は土肥圭太(19)=鹿児島県連盟=が初優勝。五輪代表の楢崎智亜(23)=TEAM au=は2位だった。

 連覇を狙った野中は準決勝で痛恨のミス。ただ、3位決定戦で五輪代表の野口を下し、表彰台を確保し、「これからにつながる」と、うなずいた。

 五輪代表選考の解釈を巡り対立する日本協会と国際連盟のスポーツ仲裁裁判所(CAS)によるヒアリングが4月1日に決定。その後、判断がいつ出るかは不透明な状況となっている。

 国際連盟の解釈では、昨夏の世界選手権で日本人2番手だった野中は、すでに代表に内定していることになるが、問題は長期化しており、落ち着かない日々が続く。「いい加減にして欲しい。ストレスは常に感じてる。なるべく早く判断して欲しい」と、訴えた。

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