鶴竜が38年ぶりの「横綱大関」貴景勝は一人大関 朝乃山は東関脇
日本相撲協会は24日、春場所(3月8日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付を発表した。
西正位横綱の鶴竜(陸奥)が「横綱大関」として不在の西大関を兼ねる。番付に「横綱大関」が載るのは1982年初場所の北の湖以来38年ぶり。東正位横綱には白鵬(宮城野)が就いた。
貴景勝(千賀ノ浦)が82年初場所、琴風以来となる一人大関を務める。
大関とりの朝乃山(高砂)が2場所連続で東関脇。三役で連続2桁星(11勝、10勝)を挙げており、今場所12勝なら大関昇進の目安となる3場所計33勝に到達する。
北勝富士(八角)、遠藤(追手風)がともに1場所で小結に返り咲いた。
先場所、20年ぶり幕尻優勝を果たした徳勝龍(木瀬)は西前頭2枚目に番付を上げた。
22歳の琴ノ若(佐渡ケ嶽)が新入幕し、親子幕内を果たした。父は佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)で2014年夏場所、佐田の海親子以、史上9組目。祖父は元横綱琴桜で“親子3代”での幕内となった。
錦木(伊勢ノ海)が2場所ぶり、大奄美(追手風)が7場所ぶりの幕内復帰。幕内に前頭18枚目まであるのは珍しく、1959年秋場所以来61年ぶり。
翠富士(伊勢ケ浜)が新十両。伊勢ケ浜部屋からは2017年初場所の照強以来。静岡出身では2013年春場所の栃飛龍以来、戦後11人目。近大出身では昨年秋場所の朝玉勢以来。
若元春(荒汐)、白鷹山(高田川)、千代の海(九重)、明瀬山(木瀬)の4人が十両復帰した。