卓球・世界選手権団体戦が延期…新型コロナで 張本智和「2カ月に懸ける」
国際卓球連盟(ITTF)は25日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、3月22~29日に韓国・釜山で開催予定だった世界選手権団体戦を6月21~28日に暫定的に延期すると発表した。釜山でも感染者が確認されている。
同選手権と東京五輪代表に決まっている張本智和(16)=木下グループ、伊藤美誠(19)=スターツ=の男女エースは、今季初優勝を飾ったハンガリーオープンから羽田空港に帰国し、マスク姿で取材に応じた。張本は「体調が一番大事なので」と話し、伊藤も「安全を考えると、一番正しい方法かな」と理解を示した。現状では6月に世界選手権、7月に東京五輪と2カ月連続の大一番となるが、張本は「その2カ月に懸けるつもりで、力を出し切りたい」と見据えた。
また、海外などから五輪開催も是非が問われる状況となっているが、張本は「選手としては出たいが、僕たちは決められないので」、伊藤も「安全を一番に考えてもらえたら。五輪はやってほしいし、選手は皆そうだと思いますけど…」と複雑な心境を明かした。