内村航平、自身の冠大会中止を発表 「今はとにかく感染拡大防止をしなければ」
体操男子でロンドン、リオデジャネイロ五輪個人総合2連覇王者の内村航平(31)=リンガーハット=は26日、新型コロナウイルス感染拡大を考慮し、3月18日に高崎アリーナで行う予定だった自身主催の「KOHEI UCHIMURA CUP 2020」を中止することを発表した。
大会ホームページや報道各社へのリリースで、「今回の新型コロナウイルスの感染・発生状況を鑑み、慎重に検討を重ねてまいりましたが、来場されるお客様、出場する選手、スタッフの健康・安全面と感染拡大防止を最優先に考慮した結果、開催中止という苦渋の決断となりました」と、説明。内村は「自分自身で開催する初めての大会として、何か月も前から数多くのスタッフの方や様々な団体の方のご協力を頂きながら準備をしてきたので、本当に残念です。また、楽しみにしていただいて皆様には本当に申し訳ない気持ちで一杯です」と、無念のコメントを寄せ「ただ、来場されるお客様、出場する選手、スタッフの健康と安全面と、今はとにかく感染拡大防止をしなければならないという思いから、苦渋の決断ですが中止させていただきます」と、理解を求めた。
4月からの東京五輪選考会前の貴重な実戦機会として自ら立ち上げた大会が中止となったが「僕は、いつも、皆さんに、美しくて、楽しくて、面白いと思ってもらえるような体操を届けたいと思っています。皆さんと共に、新型コロナウイルスの感染拡大防止につとめ、一アスリートとして、日々精進して代わることなく東京2020オリンピックを目指していきます。事態の一日も早い終息を、心から願っています」と、思いを綴った。