ラグビーTL 14日に再開不可ならチェアマン「中止にせざるをえないと思う」
日本ラグビー協会は26日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ラグビーのトップリーグ(TL)の2月29日と3月1日の第7節、3月7日と8日の第8節の合計16試合の開催を延期することを発表した。
昨年のラグビーW杯で大きな注目を集め、開幕から観客の入りは好調、人気を維持していたTLにとって思わぬ形で水を差された。会見を行った太田治チェアマンは「コロナになんとか対応しないといけない。苦渋の決断だった」と話した。
25日に延期を発表したJリーグと同じく、2月24日に発表された新型コロナウイルス感染症対策専門家会議による「この1~2週間の動向が、国内で急速に感染が拡大するかどうかの瀬戸際である」という見解を受けて観客、選手、関係者の健康面と安全面を第一に考慮した結果の決断となった。
なお、代替試合については、会場の確保にめどが立ったため、第7節を3月21日(土)、22日(日)、第8節を5月2日(土)、3日(日)での実施で調整中とした。各チームにも25日に伝達済みで「やむを得ない」と理解をもらっていることを明かした。14日からの再開について太田チェアマンは「状況を見た上で判断する」とした。感染拡大が収まらず、14日に再開ができない場合「バイウィーク(試合がない余白の週)が(これ以上)ないので中止にせざるをえないと思う」との見解を示した。
また、開催延期試合のチケットは全試合において払い戻しを実施し、販売し直すとした。