シャラポワが現役引退を表明「テニスにさようならを言います」
女子テニスで元世界ランキング1位のマリア・シャラポワ(32)=ロシア=が26日、現役引退を表明した。シャラポワは昨季、右肩故障でツアー大会の欠場が続き、現在の世界ランキングは300位台と低迷。今年1月の全豪オープンも1回戦で敗退した。
シャラポワはこの日、自身のインスタグラムで「テニスは私に世界を見せてくれました。(中略)私は次の章、次の山を選んでも、進み続け、登り続け、成長し続けます。テニスに、さようならを言います」などとつづった。
ロシア出身のシャラポワは、9歳で米国に渡り、14歳でプロ転向。四大大会は、17歳の04年ウィンブルドンで初優勝。06年全米、08年全豪、全仏は12年、14年と制し、通算5勝。05年に初の世界ランク1位になった。
12年ロンドン五輪でロシアの旗手を務めて銀メダル。16年にドーピング検査で禁止薬物に陽性反応を示し、1年3カ月の資格停止処分を受けた。