東京マラソン、3月1日号砲 コロナ禍での実施に批判の声も「できる限りのことやった」

 「東京マラソン」(3月1日、東京都庁~東京駅前)

 東京五輪代表選考会を兼ねて行われる大一番を前にした29日、日本記録保持者の大迫傑(28)=ナイキ=、前日本記録保持者の設楽悠太(28)=ホンダ=、18年アジア大会金メダリストの井上大仁(27)=MHPS=らが最終調整を行った。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、日本政府の指針で大規模なスポーツ、文化イベントの中止、延期が続く中での開催。批判の声も上がる中、選手、関係者は検温などを行い、レースに向けた準備を進めた。

 不安と厳しい視線の中で五輪切符を懸けた高速決戦は行われる。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、約3万8000人が走るはずだった一般参加を中止、エリートの部の約200人のみと規模を縮小した。

 ただ、東京都心の名所を周るコースだけに、日本陸連が自粛を求めたとはいえ、例年なら100万人が見守る沿道に観衆が集まる可能性は否定できない。この日、無観客試合を行ったプロ野球のオープン戦やVリーグのように、一般観客の完全シャットアウトはできないだけに、市中感染への不安は残る。インターネット上では「なぜ今やる必要があるのか?」、「学校は休校、イベントは中止、延期、なのに東京マラソンはやる。むちゃくちゃだ」、「強行開催な感じは否めない」と批判的な声も多い。ただ、東京マラソンの早野忠昭レースディレクターは「そういう声はゼロではない」と認めつつ「選手たちは“勇気を与える走りを”と言ってくれている。一般参加を中止したことで、メディカルも余力がある。必要以外のイベントはキャンセルした。ここまでできる限りのことはやっている」と、実施に理解を求めた。

 この日、選手受付では検温が行われたが、大会担当医師によると厚生労働省が目安としている37・5度を超える選手、関係者はいなかったという。

 日本最大のマラソンイベントを、今年はどんな空気が包み込むのか…。複雑な感情が入り交じる中、運命の号砲が鳴る。

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