空手・植草歩、夢の“五輪優勝”に前進 大舞台へ「新たな自分見つける」
空手日本代表が3日、プレミアリーグ(PL)ザルツブルク大会を終え羽田空港に帰国した。女子組手61キロ超級の東京五輪代表を確定させた同68キロ超級元世界女王の植草歩(27)=JAL=は「夢に見ていた五輪での優勝に一歩近づけた。日本中に空手の面白さを伝えたい」と語った。
大会では68キロ超級の準々決勝敗退に終わり「ホッとした部分も多いけど、優勝して(喜びを)伝えたかった」と複雑な心境を吐露。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で練習相手である高校生が部活動の自粛を行っているなど、練習への影響もゼロではないというが、「前の自分に戻るのではなく、新たな自分を見つけるために成長していかないと」と前向きに大舞台を見つめた。