聖火ランナー体調悪ければ参加しないで…東京五輪組織委が基本方針示す
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(82)と武藤敏郎事務総長(76)が4日、スイス・ローザンヌで開催された国際オリンピック委員会(IOC)の理事会に電話で参加後、都内で取材に応じた。新型コロナウイルスの感染が拡大し続け、7月24日の開幕を危ぶむ声も広まる中、あらためて予定通りの開催を強調した。
26日に福島県のJヴィレッジから始まる聖火リレーについて、組織委の新型コロナウイルス感染症対策本部が基本方針を示した。聖火ランナーや観客に対して、体調が悪いときは参加しないことや手洗いなどを呼びかける。
また、地域の感染者の発生状況に応じて、イベント会場への入場制限や、沿道での応援自粛への協力を求めていく方針。具体的には都道府県の実行委員会などと相談の上、各地の実施の1週間前までに対応を決定する。